推し活クロニクル 2025年|『国宝』とLABUBU、HANAのデビュー、Switch 2の登場
2025年6月、吉沢亮が主演し横浜流星らが出演した映画『国宝』が公開され、興行収入184.7億円を突破して実写の日本映画で歴代1位の記録を打ち立てました。スクリーンで役者の芸と人生を見届けた観客が、原作小説や歌舞伎座などの実際の舞台へ足を運ぶ動きも広がっています。
7月には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章が公開4日間で観客動員500万人を超え、音楽界ではちゃんみなプロデュースのHANAのデビューや、オーディションを経て8人体制となったtimeleszの始動が話題を集めました。バッグに付けるぬいぐるみが流行したキャラクター「LABUBU(ラブブ)」や、新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の発売、公式リセールの広がりまでを紹介します。
映画『国宝』から、俳優と歌舞伎に関心が広がる
6月6日に公開された『国宝』は、吉沢亮が主演し、横浜流星らが出演する映画です。歌舞伎の舞台に立つ役者たちの芸と人生を描いた作品で、上映は長く続きました。
東宝によると、12月30日までの累計で観客動員約1,309万8,000人、興行収入184.7億円を突破しました。実写の日本映画では、歴代1位の記録です。大晦日には歌舞伎座で特別上映会が行われ、出演者と監督が登壇しています。その様子は各地の映画館にも生中継されました。東宝の上映会レポート(アーカイブ)
映画をきっかけに吉田修一の原作小説を手に取ったり、歌舞伎座などの実際の舞台へ足を運んだりする観客も増えています。「国宝(観た)」の選考解説
『鬼滅の刃』無限城編、公開4日間で観客500万人を超える
7月18日、劇場版『鬼滅の刃』無限城編の第一章「猗窩座再来」が公開されました。
公式発表では、7月18〜21日の4日間で観客動員約516万人、興行収入約73.2億円でした。月曜日の祝日を含めた、公開直後の4日間の記録です。作品公式・7月22日の発表
『無限城編』第一章の画像には、多くの人物と、複雑に重なる建物の空間が描かれています。『無限列車編』とは舞台も図柄も異なります。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
9月には『劇場版チェンソーマン レゼ篇』も公開されました。日本映画製作者連盟の2025年公開作品資料
HANAがデビューし、timeleszは8人のグループに
ちゃんみながプロデュースするオーディションから生まれたHANAは、4月2日にデビュー曲「ROSE」を配信しています。HANAの公式作品情報
HANA「ROSE」の告知画像は、黒い背景にグループ名と曲名、配信とCDの発売日を並べています。歌手の写真だけでなく、どの形でいつ作品が届くかを示す案内です。デビューの出来事を、配信開始とパッケージ発売に分けて確認できます。
timeleszは2月15日、新メンバー5人の加入を発表し、8人編成になりました。2024年から配信されていたオーディションの結果が決まり、既存メンバーと新メンバーによる活動が始まっています。レーベルの発表
King & Princeは5月から、2人体制では初めてのドームツアーを開催しました。公式のツアー映像作品紹介
12月31日の紅白歌合戦には、HANA・M!LK・ちゃんみな・FRUITS ZIPPERが初出場しています。CANDY TUNE・aespa・&TEAMも含め、計10組が初めて紅白の舞台に立ちました。2024年に初出場したILLITは、この年が2回目です。2025年の初出場歌手発表
Kアリーナ横浜の動員と、帝国劇場の休館
Kアリーナ横浜は、米音楽業界誌「Pollstar」の2025年版の世界アリーナランキングで、チケット販売枚数の1位になりました。運営会社の発表によると、年間動員は約204万人に達しています。運営会社の受賞記録/会場運営者の登壇レポート
一方、2月28日には1966年開場の2代目・帝国劇場が建て替えのため休館しました。最終日の公演は全国の映画館にも生中継され、劇場の席が取れなかった人も同じ公演を見届けています。東宝の休館告知(アーカイブ)/最終公演のライブビューイング案内
Kアリーナ横浜
多数のライブを開催。年間を通じたチケット販売の規模が、世界のアリーナの中でも大きくなった。
帝国劇場
建て替えのため休館。最後の公演を、劇場と映画館の生中継で見届ける機会が設けられた。
ぴあ総研が後にまとめた2025年の国内ライブ市場は、8,564億円で前年比12.6%増でした。音楽・舞台のチケット推計販売額で、3年連続の過去最高です。ぴあ総研の2025年調査
同調査では動員数が7.7%増、公演回数が6.0%増となり、チケット単価も上昇しました。市場が伸びた背景には、大型公演の開催や価格の変化もあります。
LABUBUを集める人気と、サンリオの投票結果
LABUBU(ラブブ)は、大きな耳とギザギザの歯が特徴のキャラクターです。2015年に誕生し、2025年には10周年を迎えました。ぬいぐるみをバッグに付ける姿などがSNSで広まり、各国で人気を集めています。2025年の人気と商品の報道
販売元のPOP MARTの2025年決算では、LABUBUを含む「THE MONSTERS」シリーズの売上高が141億6,000万元でした。全社売上の約38%にあたります。この金額は同シリーズ全体の合計であり、LABUBU以外のキャラクターの売上も含んでいます。2025年決算の報道
サンリオキャラクター大賞では、6月29日にポムポムプリンが9年ぶり、通算4度目の1位になりました。2位は前年まで5連覇していたシナモロール、3位はポチャッコです。サンリオの結果発表
2025年のキャラクター大賞の結果画像では、1位のポムポムプリンを中心に、順位とキャラクターの姿が並んでいます。その年の投票結果を一目で伝える公式発表の画像で、年号とともに上位の顔ぶれが示されています。
©'25 SANRIO 著作(株)サンリオ
公式リセールで、行けなくなったチケットを再販する
6月23日、STARTO ENTERTAINMENTは公式リセール「RELIEF Ticket」の導入を発表しました。契約タレントが出演する対象公演で使えます。運営はぴあで、主催者側が認めたサービスです。公式の導入発表
リセールとは、購入したチケットを再び販売することです。このサービスでは、行けなくなった人が券面価格で出品し、代金の受け渡しもサービスを通じて行います。利用には別途手数料があり、対象公演も限定されていました。
- 6月23日
- STARTO ENTERTAINMENTが導入を発表。運営はぴあ。
- 価格
- 行けなくなった人が、券面価格で出品する。代金の受け渡しもサービスを通じて行う。
- 条件
- 別途手数料がかかり、対象公演も限定されている。
Switch 2が発売。コミケは改修中の会場で開催
6月5日、任天堂の新しいゲーム機「Nintendo Switch 2」が発売されました。任天堂の発表では、発売後4日間の世界販売台数が350万台を超えています。任天堂の発表
Switch 2の発売告知は、黒い本体と左右のコントローラーを、赤い背景に載せています。2017年発売のSwitchの特徴を受け継ぎつつ、新しい世代の機器として登場しました。本体の画面と着脱するコントローラーという組み合わせが、製品写真に示されています。
8月16・17日のコミックマーケット106では、東京ビッグサイトの改修で東1〜3ホールが使えませんでした。そのため、南1〜2ホールをサークル用に使う配置になっています。来場者は2日間で延べ約25万人で、前年夏より約1万人減りました。準備会の開催記録
この年の主な出来事

この年の新語・流行語大賞

トップテンには「国宝(観た)」と、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が入りました。映画を見た感想を交わす言葉と、会場や商品を通じて親しまれたキャラクターの名前です。
ノミネート30語には「ぬい活」と「ラブブ」も選ばれました。ぬい活は、ぬいぐるみと出かけたり、写真に撮ったりする楽しみ方です。以前から続いていた楽しみ方ですが、ノミネートを通じて呼び名が広く知られました。ノミネート語の発表と解説
平安時代から2025年まで、応援の手段はどう変わったか
この連載では、写本を求めた平安の読者や役者絵を集めた江戸の観客、レコードやテレビで推しを知った昭和・平成のファンをたどりました。
2025年のファンは、配信で作品や公演を見たり、SNSで情報や感想を共有したりしています。公式サービスでチケットを譲り直す仕組みも整いました。推しの姿を見たい、グッズを手元に置きたいという気持ちに応える手段は、時代ごとに広がり続けています。
それぞれの時代の例は、推し活×歴史の記事一覧から読めます。
よくある質問
映画『国宝』は2025年にどれくらい見られましたか?
東宝の発表では、12月30日までの累計で観客動員約1,309万8,000人、興行収入184.7億円を突破しました。大晦日には、歌舞伎座で特別上映会も開かれました。
帝国劇場はいつ休館しましたか?
1966年に2代目の建物で開場した帝国劇場は、2025年2月28日をもって予定の公演を終え、建て替えに伴い休館しました。
2025年のライブ市場はどれくらいでしたか?
ぴあ総研の調査では8,564億円で、前年比12.6%増でした。国内の音楽・舞台のチケット推計販売額です。
LABUBUは2025年に生まれたキャラクターですか?
いいえ。2015年に生まれ、2025年に10周年を迎えました。ぬいぐるみなどの人気が世界で広がったのが、この年です。
2025年のサンリオキャラクター大賞は誰が1位でしたか?
ポムポムプリンが9年ぶり、通算4度目の1位になりました。2位はシナモロール、3位はポチャッコでした。
「ぬい活」は新語・流行語大賞を受賞しましたか?
2025年のノミネート30語に選ばれました。年間大賞やトップテンには入っていません。




