推し活×スポーツ

プロ野球と​推し活|2026年​延べ2,717万人、​球団・​選手・​コラボを​楽しむ接点

ユニフォームを選び、応援歌を覚え、好きな選手の出場を楽しみに球場へ行く。プロ野球には、球団を応援する楽しさと、選手個人を応援する楽しさがあります。企業が推し活の視点で見るなら、観戦、選手との出会い、グッズや球場で過ごす時間をどうつないでいるかが参考になります。

球場でタオルを掲げる観客席のイメージ

公式の入場者数と、2026年のポケモンとの企画を取り上げます。入場者数の増加だけで、推し活施策の効果や、一人当たりの来場頻度まで判断しないことも、数字を読む際のポイントです。

2026年の公式戦入場者数は延べ2,717万人

NPBの2026年公式統計は、セ・パ公式戦の全日程終了時点で、入場者数27,177,247人、858試合、1試合平均31,675人と示しています。2025年の最終統計と比べると、次のようになります。

年度セ・パ公式戦の入場者数試合数1試合平均
2025年27,040,286人85831,515人
2026年27,177,247人85831,675人

差は136,961人、前年比では約0.5%増です。延べ入場者数なので、同じ人が複数回訪れた分も含みます。実際に訪れた人の実人数や、全員の支出額を示す数字ではありません。また、この表に日本シリーズなどの入場者数は含めていません。

入場者数は、球場の収容人数、開催日、成績、企画、天候など複数の条件と関係します。この集計だけで「既存ファンが通う回数を増やした」「推し選手のグッズが集客を伸ばした」といった理由まで確定することはできません。

球団を応援する人にも、選手から入る人にも接点がある

野球では、球団のユニフォームや応援歌をきっかけに関心を持つ人もいれば、特定の選手のプレーや発言から見始める人もいます。どちらか一方へ移ることを、ファンとしての成長段階にする必要はありません。

楽しみたいこと球団が案内できる情報の例
チームの試合を見る日程、対戦相手、席種、観戦ルール
選手を知るプロフィール、背番号、プレー映像、インタビュー
応援に参加する応援エリア、声や道具のルール、周囲への配慮
記念を持ち帰る選手別・球団別の商品、購入条件、配送方法
球場で過ごす飲食、休憩場所、施設の営業案内

初観戦の人にすべての商品や会員制度を一度に勧めるより、何を楽しみに来たかに合う案内を選べるようにします。選手の移籍や引退があっても、応援の仕方を本人が決められる余地を残します。

公式事例:ポケモンと12球団を結ぶ企画

ポケモン公式の2026年2月27日発表は、30周年企画「ポケモンベースボールフェスタ2026」を案内しました。12球団との演出試合、オリジナルグッズ、『Pokémon GO』との連携などを組み合わせた企画です。

12球団のユニフォーム姿のピカチュウなどを描いたポケモンベースボールフェスタ2026の公式告知画像
画像引用:ポケモン公式の2026年2月27日付告知。各球団との企画を示す公式ビジュアルです。原画像の権利表記を保持しています。

このビジュアルでは、ポケモンを知っている人も、ユニフォームやエンブレムから各球団との組み合わせを見比べられます。野球に詳しくなくても目を向けるものがある、という入口の作り方です。ただし、この企画の発表だけで実際の新規来場者が増えたと判断するものではありません。

商品画像では、何を持って応援できるかを伝える

同じ公式案内にある北海道日本ハムファイターズの商品イメージには、伊藤大海投手のアクリルキーホルダー、ベースボールシャツ、ツインバットが並びます。

ファイターズとポケモンのアクリルキーホルダー、ベースボールシャツ、ツインバットを並べた公式商品イメージ
画像引用:ポケモン公式のファイターズ商品紹介画像。当時案内された商品の一部で、現在の在庫を示すものではありません。画像内の球団・ポケモンの権利表記を保持しています。

身につける、持ち歩く、応援に使うなど、商品によって参加方法が異なります。企業が商品を紹介するときも、絵柄の魅力に加え、使う場面と寸法、持込条件を示すと選びやすくなります。

販売場所や期間、商品のラインナップは球団ごとに確認します。また、応援道具は商品として販売されていても、席種や試合によって使い方の制限がある場合があります。現地の観戦規定を先に読みます。

応援の文化は、現地のルールと一緒に案内する

応援歌やタオル、ユニフォームなどは、周囲と一緒に楽しむ接点になります。一方、初めて来た人がすべての歌や作法を知っているとは限りません。静かに観ることも含め、自分に合う参加方法を選べる案内が必要です。

特定の球団の習慣を、12球団すべての共通ルールにはしません。ホームとビジターの応援エリア、撮影、掲げる物、飲食や荷物の扱いは、訪ねる球場・試合の公式情報で確認します。初めての現場の準備と同じく、当日の条件を知ることが安心につながります。

施策を振り返るなら、来場の理由も聞く

入場者数に加え、次のような情報を集めると、何が役立ったかを検討しやすくなります。

  1. 初観戦か、以前から観戦しているか
  2. 球団、選手、作品コラボ、同行者など、今回の来場のきっかけ
  3. 座席や入場、商品購入で分かりにくかったこと
  4. 試合や球場で印象に残ったこと
  5. 次に知りたい情報や、再び訪ねる際に必要な案内

任意の回答や、利用への同意を得た会員情報など、扱える範囲の記録を用います。投稿数や商品の完売だけを、満足度や長期の定着と同じ指標にはしません。

プロ野球には、球団、選手、試合、球場という複数の入口があります。そのうちのどこから来た人にも、次に楽しめることを分かりやすく届ける。推し活を事業へ取り入れる際も、この案内のつながりを具体的に考えられます。

球団・スポーツ団体の推し活施策のご相談は、株式会社KAZAORIまで。関連記事:Jリーグと推し活/Bリーグと推し活/ファンマーケティング

よくある質問

プロ野球の入場者数はどのくらいですか?

NPBの公式統計によると、2026年セ・パ公式戦は全日程終了時点で27,177,247人、858試合、1試合平均31,675人です。延べ人数で、日本シリーズなどはこの集計に含みません。

球団と選手のどちらを応援すればよいですか?

どちらからでも楽しめます。球団、特定選手、試合の面白さ、球場で過ごす時間など、関心の入口は人それぞれです。一方からもう一方へ移ることを、必須の段階にする必要はありません。

ポケモンのコラボ商品は今も買えますか?

本文の画像は2026年に発表された商品の例で、現在の在庫を示しません。販売場所、期間、商品ラインナップは各球団の公式案内で確認してください。