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ペンライトの​進化と​選び方|化学発光・​多色LED・​音響​連動を​公式画像で​比べる

曲が始まると客席が同じ色に染まり、別の場面では一人ひとりが好きな色を選ぶ。ペンライトは、光を楽しむ道具であると同時に、観客が公演へ参加するためのグッズでもあります。いまは、折って光らせるもの、手元で色を変えるもの、演出に連動するものが並んでいます。

ペンライトを持って公演を楽しむ人たちのイメージ

買う前に知りたいのは、色数の多さだけではありません。その公演で使えるか、どの電池を使うか、演出に対応するか。公式の製品写真と案内を見ながら、ペンライトの仕組みと選び方を整理します。

化学発光から、多色LEDと演出連動へ

折って使うケミカルライトは、電池で点灯するLEDライトとは仕組みが異なります。いったん光らせると、スイッチで消して翌日に使い直す、といった使い方はできません。LED型では電源のオン・オフや色の切替えを手元で行える機種があり、複数の色を1本にまとめられます。

日本の光る応援グッズを扱う企業の一つが、1979年2月10日設立のルミカです。同社の会社概要には、化学発光体事業とLED事業が並び、主要製品としてケミホタル、ルミカライト、大閃光などが挙げられています。釣りやコンサートなど、光を使う場面ごとに製品が展開されていることが分かります。

ただし、化学発光、手動の多色LED、演出連動型が、すべて同じ順番で置き換わったわけではありません。どれを使うかは、公演の演出や持込条件、利用する人の好みによって変わります。新しい方式だから、以前のライトをすべての会場で使えなくなるという意味でもありません。

方式光らせ方購入前に見ること
ケミカルライト薬液を混ぜる化学発光使用できる製品・明るさ、保管や処分の案内
手動のLEDライト電池などを使い、ボタンで操作電池の種類、色の切替え方、本体寸法
演出連動型対応機器が公演側の仕組みに連動対応する公演・製品・設定方法

この表は方式を見分けるための整理です。「公式品」「市販品」という売り方の違いと、化学発光・LED・演出連動という技術の違いは、分けて読む必要があります。

公式写真で見る、多色LEDのチューブと持ち手

ルイファン・ジャパンの「KING BLADE X10 V」製品ページには、チューブの形が異なる3種類の写真が掲載されています。

白い持ち手と金色の接続部、形の異なる3本のチューブ、ストラップを並べたKING BLADE X10 Vの公式商品写真
画像引用:ルイファン・ジャパン「KING BLADE X10 V」。同シリーズのチューブ形状と付属ストラップを比較するために掲載しています。

写真では、発光する筒、握る部分、両者をつなぐ部分、手首に通すストラップが分かれています。同じシリーズ名でも、チューブの長さや表面の見え方は同じではありません。写真の印象に加え、選ぶ型の寸法を仕様欄で確かめます。

この製品の案内では、基本の15色、色や順番のカスタマイズ、単4乾電池3本の使用が示されています。Bluetoothの表示は色の調整に関わる機能の案内であり、Bluetoothのマークがあるだけで、どの公演の一斉演出にも参加できるわけではありません。

「好きな色に近づけたい」「曲ごとに素早く切り替えたい」「同じボタン操作を繰り返したい」といった目的によって、気になる仕様も変わります。色数だけで選ぶより、操作の手順を読んで、自分が使いたい場面を想像すると違いをつかみやすくなります。

音響連動は、ライトと音源の組み合わせで考える

手元でボタンを押す方式とは別に、公演側が用意した音源に連動する製品もあります。エヴィクサーは音響連動ペンライトの製品案内で、音源へ制御信号を埋め込む方式を紹介しています。

赤と水色に発光する筒と持ち手を写した、エヴィクサーの音響連動ペンライトの公式写真
画像引用:エヴィクサー「音響連動ペンライト」。発光部と持ち手の形を示す公式写真です。

写真だけを見ると、手動で使うライトと似た形です。しかし、会場で何に反応するかは外見からは判断できません。対応するライトと準備した音源の組み合わせを確認する必要があり、普段聴く曲を流せば、どのライトでも同じように動くという仕組みではありません。

企画する側は、演出を再生する場面と、ファンが手元で操作する場面を分けて考えます。販売品なのか貸出品なのか、開演前の設定があるのか、終演後にどう扱うのかも、来場者が知りたい情報です。演出の紹介映像と一緒に、その公演での使い方を短く示すと、初めての人も準備しやすくなります。

長さの数字だけで、持込みの可否を決めない

ホロライブプロダクションの2026年9月2日の参加ルール案内では、27cmを超えるライトを制限する一方、販売時の状態から改造していない過去のホロライブ公式商品には例外を設けています。片手につき1点までという使用条件もあります。

これは同社の公演についての案内です。27cm以下なら、他社の公演も含めて使えるという共通基準ではありません。本体の長さに加え、公式品の指定、光量、改造の有無、本数、振り方まで、参加する公演の案内を読みます。

周囲の視界を遮らずにペンライトを使える位置も、席や演出によって変わります。客席全体で色がそろう場面でも、自分の前後左右には別の観客がいます。見せたい光を大きくすることより、その場所の案内に従って公演を楽しむことを優先します。

買う前・前日・当日の確認を分ける

購入前は、使う公演と製品の対応を確認する段階です。「友人が別のライブで使えた」という話だけで決めず、商品名や型番を見ながら、その公演の条件と照らし合わせます。通販では、商品に本体だけでなくチューブや電池も含まれるかを商品説明で確認します。

前日までには、電池の種類と向きを確かめ、実際に点灯や色の切替えを試します。電池の扱いや長く使わないときの保管は、その製品の説明書に従います。予備を持つ場合も、前の機種と同じ規格だと思い込まず、使う本体に合うものを選びます。

会場では、設定の案内やスタッフの指示を確認します。思った色が出ないときも、客席で本体を分解したり、他の人の鑑賞を妨げる明るさに変えたりせず、案内されている方法で対応します。

遠征で飛行機を利用する場合は、JALのケミカルライト・サイリュームに関するFAQのように、利用する航空会社が対象品について出している案内を確認します。化学発光式と電池式を同じ物として問い合わせず、製品の方式を伝えると確認しやすくなります。

推し活未来研究所メモ:光の演出と、使う人への案内を一緒に作る

自分で色を選ぶことも、周囲と色がそろう瞬間も、ペンライトを楽しむ理由になります。どちらが優れた応援かを決める必要はありません。ファンが大切にしている使い方を知ることは、公演側が演出や商品を考える手がかりになります。

企画側が用意できるのは、製品の魅力と使用条件を同じ場所で読める案内です。使う人が対応公演、型番、電池、初期設定、会場での使い方をあちこち探し回らなくて済むようにします。古い公式品に例外がある場合は、過去の商品を大切に持つ人にも分かる書き方が必要です。

売れた本数だけでなく、準備で迷ったこと、操作しにくかった場面、問い合わせが集まった項目も記録します。その内容を次の説明書や来場案内へ反映することが、商品を買った後の体験を整える仕事になります。

ライブ演出・応援グッズの設計に関するご相談は株式会社KAZAORIへ。関連記事:ペンライトとは/推しカラーとは/会場限定・先行販売とは/遠征の持ち物

よくある質問

ケミカルライトとLEDペンライトの違いは何ですか?

ケミカルライトは薬液による化学発光、LED型は電池などを使う電気式です。LED型でも色や操作方法は製品ごとに異なるため、機種の説明を確認します。

Bluetooth対応なら、どの公演の演出にも連動しますか?

いいえ。紹介した製品のBluetoothは色の調整に関わる機能です。会場の一斉演出への対応は、公演と製品の組み合わせで別に確かめる必要があります。

27cm以下なら、どのライブでも使えますか?

一律の基準ではありません。ホロライブの案内には27cmを超えるライトの制限と、改造していない過去の公式商品への例外があります。使用条件は参加する公演ごとに確認します。

何を確認してから買えばよいですか?

使う公演、対応する型番、本体寸法、電池の規格、操作方法、商品の内容を確認します。演出連動の有無と、持込み・使用条件も分けて読みます。