映画「国宝」の聖地巡礼|出石永楽館・びわ湖大津館・京都の歌舞練場から、和歌山の演目ゆかりの寺へ【推し活×聖地巡礼】
映画「国宝」で、歌舞伎役者・立花喜久雄が舞台に立つ出石永楽館。歌舞伎劇場「日乃本座」の外観になったびわ湖大津館。京都の先斗町と上七軒では、役者の楽屋と舞台が撮影されました。喜久雄と、師匠の息子・大垣俊介が芸を競う物語は、現役の劇場や公開施設を組み合わせてつくられています。
食事の場面を撮った京都府八幡市の百花園では、ハンバーグやオムライスを楽しめます。和歌山県のホテルいとうは、レストランから岩出の街を眺められるロケ地です。道成寺では、劇中の演目に関わる伝承を聞けます。撮影された場所と、展示や演目にゆかりのある場所を、それぞれの見どころとともに紹介します。
劇場、橋、食事の店と、演目ゆかりの寺を訪ねる
1びわ湖大津館|「日乃本座」の外観とロビーの稽古
滋賀県大津市のびわ湖大津館は、映画で歌舞伎劇場「日乃本座」として登場します。使われたのは劇場を表す外観と、ロビーで稽古する場面。
建物は、かつて琵琶湖ホテルとして使われていました。設計したのは、東京の歌舞伎座も手掛けた岡田建築事務所です。和風の屋根を載せた外観と、洋風の内観を持つ建物で、湖に面した場所にあります。劇場らしい外観が撮影に選ばれた理由にもなりました。
現在はレストランや貸室などを備える施設です。館内で食事を楽しめるほか、湖畔には別料金で入園できるイングリッシュガーデンがあります。
映画公開後には、1階ロビーで場面写真などのパネル展も開かれました。このロケ地パネル展は終了が告知されています。
出典:滋賀県・映画「国宝」の滋賀ロケ地 / びわ湖大津館公式
2出石永楽館|喜久雄と俊介が「二人藤娘」を舞う芝居小屋
兵庫県豊岡市の出石永楽館では、喜久雄と俊介が「二人藤娘」を舞う場面と、楽屋の場面が撮影されました。歌舞伎の公演にも使われる芝居小屋で、公演や貸館のない日は一般見学を受け入れています。
映画の特別展示も再開しており、劇中で使われた品々を見られます。
永楽館では2008年のこけら落とし公演から歌舞伎公演が続いてきました。2025年の第十五回永楽館歌舞伎では、出演する片岡愛之助と中村壱太郎が、映画への登場と劇場への思いを語っています。
見学できる日と、観劇する日では利用方法が変わります。休館日、公演日、貸館日は通常見学ができないため、永楽館の開館カレンダーで確認してください。所在地は豊岡市出石町柳17-2です。
出典:関西広域ロケ地マップ / 但馬國出石観光協会・映画の特別展示 / 松竹・第十五回永楽館歌舞伎 / 豊岡市・永楽館で撮影した舞台と楽屋
3出石家老屋敷|永楽館とあわせて開かれる特別展示
出石家老屋敷では、永楽館と並行して映画「国宝」の特別展示が開かれています。
白い土塀と長屋門を持つ建物は、江戸時代の上級武士の住まいを伝える公開施設です。外からは平屋に見えますが、内部には隠し階段があり、天井の低い二階へ上がれます。入口の出石城下図や、館内の大名行列の道具も見学できます。
所在地は豊岡市出石町内町98-9。永楽館とは開館時間や休館日が異なります。特別展示を目当てにする場合は、現在の展示内容と公開日を観光協会の案内で確かめてから利用してください。
出典:但馬國出石観光協会・国宝の特別展示 / 出石家老屋敷の施設案内
4玉手橋|石川を渡る、白い塔と赤い欄干の吊り橋
大阪府柏原市と藤井寺市の間を流れる石川には、白い塔を連ねた玉手橋が架かっています。「国宝」のロケが行われた橋で、柏原市も広報誌で撮影場所として紹介しました。劇場の内部とは異なり、川と空が広く映る屋外の風景です。
橋を支えるのは、城の塔を思わせる四組の白い塔。欄干には赤色が使われています。元は道明寺駅から玉手山遊園地へ向かうために架けられた橋で、遊園地の閉園後も地域の通勤・通学路として使われてきました。
橋の上からは石川の流れと両岸を眺められます。写真を撮る際は、日常的に橋を使う人が通れる幅を空けてください。
出典:柏原市・玉手橋 / 広報かしわら2025年6月号・国宝の撮影場所
5上七軒歌舞練場|稽古する役者と、「曽根崎心中」の客席
上七軒歌舞練場では、浪花座の舞台や舞台袖の場面が撮影されました。喜久雄たちが稽古する姿や、喜久雄の「曽根崎心中」を俊介と、喜久雄の幼なじみ・福田春江が客席から見つめる場面です。舞台に立つ役者の側と、それを見る観客の側を、同じ劇場の空間で描いています。
上七軒は、北野天満宮の東側に広がる京都の花街です。歌舞練場は、芸妓や舞妓が日頃の稽古の成果を披露する場所です。映画の中の浪花座という名前から訪ねた人も、実際の建物では上七軒の公演文化に触れられます。
歌舞練場の隣には、光盛大明神があります。春江が稽古場を訪ねる場面にも関わる、同じ敷地の小さな社です。通常の見学は外観が中心で、場内へ入れるのは公演や特別公開の機会に限られます。
出典:京都市メディア支援センター・上七軒の撮影場面 / 京都府観光連盟・上七軒
6先斗町歌舞練場|「浪花座」の楽屋口と、役者の楽屋
京都の先斗町歌舞練場は、劇中の「浪花座」の楽屋口や楽屋に使われました。少年時代の喜久雄と、師匠の妻・大垣幸子が車を降り、楽屋口に入る場面を撮影した場所です。成長した喜久雄や、師匠・花井半二郎が過ごす楽屋も、ここで撮られています。
先斗町歌舞練場は、1927年に完成した建物です。先斗町の芸妓や舞妓が出演する「鴨川をどり」や「水明会」の会場として使われています。映画では歌舞伎の劇場に見立てられていますが、実際には京都の花街の舞踊を支える場所です。
建物の前では、映画の登場人物が劇場へ入っていく場面と、入口の位置を重ねて見られます。楽屋は公演を支える仕事場のため、通常の観光で自由に入る場所ではありません。館内を訪れる際は、その時期に開かれる公演や公開企画の案内に沿って利用します。
出典:京都市メディア支援センター・国宝の撮影場面 / 先斗町歌舞会公式
7国立文楽劇場|「鷺娘」の姿で舞台へ向かう場面
大阪・日本橋の国立文楽劇場では、喜久雄が「鷺娘」の衣装を着て、舞台へ向かう場面が撮影されました。
国立文楽劇場は、文楽をはじめとした伝統芸能を上演する施設です。文楽は、人形を操る人形遣い、物語を語る太夫、三味線の演奏で人物や場面を表す芸能。歌舞伎とは表現方法が違いますが、「曽根崎心中」など、双方で上演される作品もあります。
館内には、文楽劇場と小ホールのほか、資料展示室があります。展示の開室日は、人形や舞台に関する資料も見られる機会です。舞台裏の撮影区画は通常の展示見学には含まれません。
所在地は大阪市中央区日本橋1-12-10。公演を観る場合は作品と日時を選び、チケットを購入します。資料展示室は企画ごとに開室日が案内されるため、公演カレンダーと展示の案内を分けて確認すると、目的に合う利用日を選べます。
出典:関西広域ロケ地マップ / 国立文楽劇場公式 / 国立文楽劇場・施設案内
8レストラン百花園|喜久雄と彰子が食事をした洋食店
京都府八幡市のレストラン百花園では、喜久雄と、歌舞伎役者の娘・彰子が食事をする場面を撮影しました。喜久雄を演じる吉沢亮が食べたのは、ハンバーグステーキに海老フライを加えた料理。彰子役の森七菜はオムライスを食べています。
百花園は1964年にドライブインとして開店した洋食店です。店内には創業当時からのU字型カウンターがあり、青やオレンジの椅子が並びます。舞台衣装や化粧から離れた二人が、普段の服で食事をする場所として登場しました。
ハンバーグは鉄板で提供され、デミグラスソースを使います。オムライスにも同じくデミグラスソースがかかるのが店の特徴。映画の料理を手掛かりに、実際に食事を楽しめるロケ地です。料理の提供数や当日の営業は、店の最新案内で確かめてください。
所在地は八幡市八幡池ノ首14-1。旧京阪国道沿いにある営業中の飲食店なので、見学施設として立ち寄るより、食事の利用を考えて訪ねる場所です。
9今宮神社|京都で撮影に使われた紫野の神社
京都市北区の今宮神社も、「国宝」の京都撮影に使われた場所です。先斗町や上七軒の歌舞練場とともに、京都市が撮影を支援しました。劇場の建物が集まる中心部から離れた、紫野の神社です。
今宮神社は、疫病を鎮める祈りに由来する社です。境内と参道を歩きながら参拝でき、周辺にはあぶり餅の店もあります。所在地は京都市北区紫野今宮町21で、市バス「今宮神社前」からすぐ。境内は自由に参拝でき、社務所は9時から17時まで開いています。
出典:京都市メディア支援センター・撮影支援実績 / 京都市公式観光情報・今宮神社
10ホテルいとう|喜久雄が踊り続けた屋上と、岩出の眺め
和歌山県岩出市のホテルいとうは、喜久雄が地方のホテルの屋上で踊り続ける場面の撮影地です。
客室でも、喜久雄が眠っているところへ、興行会社の社員・竹野が起こしに来る場面が撮影されました。
撮影に使った屋上は、一般の立入りが禁止されています。来訪者が利用できるのは、最上階のレストラン「シャトレーヌ」などです。テラスからは、ロケが行われた屋上と同じ岩出市街の方向を眺められます。食事の利用を通じて、劇中の屋上の周囲に広がる風景を見られる場所です。
出典:和歌山県公式観光サイト・ホテルいとうの撮影場面と利用範囲
11道成寺|「二人道成寺」の鐘の物語を絵ときで聞く
和歌山県日高川町の道成寺は、映画に登場する演目「二人道成寺」に関わる伝承の寺です。鐘に登る喜久雄と俊介の舞台の背景には、僧の安珍を追う清姫が蛇となり、安珍の隠れた鐘に巻き付くという物語があります。
道成寺では、絵巻を用いて安珍と清姫の物語を語る「絵とき説法」を聞けます。舞台で舞う白拍子や、恨みの対象となる鐘が、どのような伝承から生まれたのかをたどる体験です。映画のロケ地とは別の形で、劇中の演目を知る場所といえます。
個人の絵とき説法は、予約なしで当日申し込める体験です。
出典:和歌山県公式観光サイト・二人道成寺と絵とき説法 / 道成寺公式
作品をもっと知る|『国宝』の人物と歌舞伎の世界
撮影地で演じられた場面を、喜久雄と俊介の関係から振り返ります。続いて、映画に登場する歌舞伎の演目と、舞台をつくった俳優たちを紹介します。
喜久雄と俊介|歌舞伎の家に入った少年と、家に生まれた少年
「国宝」は、歌舞伎役者・立花喜久雄の人生を描く映画です。長崎の任侠の一門に生まれた喜久雄は、抗争で父を失います。彼を引き取るのが、上方歌舞伎の名門を率いる花井半二郎。喜久雄は半二郎の家で、実の息子である大垣俊介と出会います。
喜久雄と俊介は、同じ師匠のもとで稽古を重ねる仲間です。ただし、歌舞伎の家との関係は異なります。俊介には、父から芸と名を受け継ぐ将来が用意されていました。喜久雄が身を置くのは、生まれて初めて触れる家の習慣と舞台の世界。二人の友情には、後継者を選ぶ師匠の判断も関わってきます。
歌舞伎では、代々受け継ぐ俳優の芸名を名跡といい、その名を継ぐことを襲名と呼びます。映画で喜久雄が名乗る花井東一郎、俊介が名乗る花井半弥は、それぞれの役者としての名です。
立花喜久雄
吉沢亮が演じる主人公。半二郎に才能を見いだされ、女性の役を演じる「女形」として舞台に立ちます。少年時代を演じるのは黒川想矢です。
大垣俊介
横浜流星が演じる、半二郎の実の息子。喜久雄の親友であり、同じ舞台で競う相手でもあります。少年時代は越山敬達が演じました。
花井半二郎
渡辺謙が演じる上方歌舞伎の看板役者。喜久雄と俊介の師匠であり、俊介の父でもある人物です。
大垣幸子
寺島しのぶが演じる、半二郎の妻で俊介の母。家を支えながら、喜久雄の才能にも目を向けていきます。
春江・彰子・藤駒|舞台の外で喜久雄と関わる人たち
喜久雄の幼なじみ・福田春江を演じるのは高畑充希です。春江は喜久雄を追って大阪へ向かい、ミナミのスナックで働きます。長崎から歌舞伎の家へ移った喜久雄にとって、春江は少年時代を知る相手でもあります。
森七菜が演じる彰子は、歌舞伎役者・吾妻千五郎の娘です。見上愛が演じる藤駒は、喜久雄が京都で出会う芸妓。彰子は喜久雄を慕い、藤駒はまだ無名の頃からその才能を見込んでいます。
三浦貴大が演じる竹野と、嶋田久作が演じる梅木は、歌舞伎の興行を担う三友の社員と社長。興行会社の二人は、若い役者に出番を用意する立場です。
出典:映画「国宝」公式・物語と人物紹介 / 映画公式・襲名と歌舞伎の用語
映画に登場する六つの演目と、舞台をつくった俳優たち
映画には「二人藤娘」「二人道成寺」「曽根崎心中」「鷺娘」「連獅子」「関の扉」の六演目が登場します。恋する女性、親子の獅子、桜や白鷺の精などを演じる歌舞伎です。
二人藤娘・二人道成寺|藤の精と、鐘への恨みを残す女
- 藤の精の踊り
二人藤娘
大きな松に藤が絡む舞台で、二人の娘が恋する相手への思いを踊る。
- 鐘の伝説
二人道成寺
鐘の供養に訪れた、芸を見せる女性・白拍子。その姿には、鐘への恨みを残す女の霊が隠れている。
曽根崎心中・鷺娘|恋する人物を演じる女形
- 徳兵衛とお初
曽根崎心中
友人に金をだまし取られ、名誉も傷つけられた手代の徳兵衛と、遊女のお初。周囲に聞かせられない思いを仕草でも伝える。
- 白鷺の精
鷺娘
人間に恋した白鷺の精が、白い衣装の娘となり、かなわない恋の苦しみを踊る。
女形は、首や肩の動き、手の置き方、歩き方、感情を示す間などを重ね、観客へ人物を伝えます。「国宝」では、喜久雄がその芸を身に付け、舞台に立ち続ける姿が描かれます。
連獅子・関の扉|親子の試練と、桜の精の争い
- 親子の獅子
連獅子
親獅子が子を谷へ落とし、子が登ってくる伝説を踊る。長い毛を振る場面でも知られる。
- 関守と桜の精
関の扉
雪の逢坂山で、関守の関兵衛に姿を変えた大伴黒主が桜を切ろうとする。天下を狙う黒主の前に、遊女・墨染の姿をした桜の精が現れる。
歌舞伎指導と撮影|中村鴈治郎の指導と李相日監督の構想
本作の歌舞伎指導を担当したのは、四代目中村鴈治郎です。映画では、彰子の父である歌舞伎役者・吾妻千五郎としても出演しました。舞台で受け継いできた所作を俳優へ伝える立場と、物語の人物を演じる立場の両方から作品に参加しています。
監督は、原作者の吉田修一と「悪人」「怒り」でも仕事をした李相日です。「悪人」が公開された頃から女形を中心にした映画を構想し、小説「国宝」と出会う前から、歌舞伎の世界に関心を持っていました。
脚本は奥寺佐渡子、撮影はソフィアン・エル・ファニ、美術監督は種田陽平です。
出典:映画公式・スタッフと出演者コメント / 李相日監督インタビュー
原作から映画、展示と映像商品へ
「国宝」は、吉田修一の小説から生まれました。原作は上巻「青春篇」と下巻「花道篇」の二冊。歌舞伎の家に入った喜久雄が、若い頃から芸を磨き、さまざまな出会いや別れを経験する長い人生を描いています。映画では、その人生を俳優の演技と舞台の映像でたどれます。
- 2018年
9月 原作の単行本上下巻が刊行原作 - 2019年
原作が第14回中央公論文芸賞に選ばれる受賞 - 2021年
9月7日 朝日文庫版の上下巻発売書籍 - 2024年
3月 京都市内で映画のロケを実施撮影 - 2025年
5月18日 カンヌの監督週間で上映映画祭 - 2025年
6月6日 映画が日本で公開映画 - 2025年
11月 関西広域ロケ地マップ発行地域企画 - 2026年
1月7〜28日 Ginza Sony Parkで映画展と撮影写真展を開催(終了)展示 - 2026年
2月19日 作品と滋賀県・東大阪市・豊岡市がロケーションジャパン大賞グランプリ地域連携 - 2026年
6月6日 Prime Videoで見放題配信開始配信 - 2026年
12月2日 Blu-ray・DVD発売予定映像商品予定
2026年1月の映画展|主題歌の立体音響と撮影写真
東京・銀座のGinza Sony Parkでは、2026年1月7日から28日まで映画「国宝」展が開かれました。
3階では、主題歌「Luminance」を本編映像とともに鑑賞する空間が設けられました。作曲は映画の音楽を担当した原摩利彦、作詞は坂本美雨、歌唱はKing Gnuの井口理です。立体音響と大型の映像を組み合わせ、劇場とは異なる展示空間で音楽を聴く企画でした。
4階では、写真家の荒井俊哉が吉沢亮の準備・撮影期間に密着した写真展も同時開催。513日間のうち5日間に撮影された写真で、舞台を演じるまでの姿が紹介されました。映画展と写真展はいずれも終了しています。
原作を読む、映画を見返す
原作を読む場合は、朝日文庫の「国宝 上 青春篇」から始められます。喜久雄と俊介の青春を描く上巻に続き、下巻「花道篇」で物語の後半をたどります。
映画は2026年6月6日にPrime Videoで見放題配信が始まりました。利用時の配信条件は、各サービスの作品ページに表示されます。
Blu-rayとDVDは2026年12月2日に発売予定です。歌舞伎指導を担当した中村鴈治郎、中村壱太郎、李相日監督による音声解説などを収録する予定です。
出典:朝日新聞出版・国宝 上 青春篇 / Amazon・配信開始の案内 / 映画公式・Blu-rayとDVD
研究所メモ|ビジネスの視点から:撮影場所の案内を、現地の体験につなげる
「国宝」のロケ地には、劇場の見学、食事、伝承の絵ときなど、異なる過ごし方があります。滋賀県はロケ地マップや展示を展開し、作品と滋賀県・東大阪市・豊岡市は、2026年のロケーションジャパン大賞でグランプリを受賞しました。
地域が参考にできるのは、作品のどの場面と関わり、来訪者が何を利用できるかを結び付ける案内です。公開しない撮影区画があっても、営業中のレストランや劇場の公演など、実際に受け入れられる体験を具体的に示せます。
出典
- 映画公式
- 映画公式・演目と用語
- 関西広域ロケ地マップ
- 京都市・撮影場面
- 出石観光協会・特別展示
- 和歌山県・ロケ地と演目のゆかり
- 朝日新聞出版・原作の刊行と受賞
- 朝日新聞出版・単行本の刊行記録
- 監督週間・2025年の上映記録
- 京都市・2024年3月の撮影記録
- 滋賀ロケーションオフィス・マップ発表
- 滋賀県・2026年の地域連携賞
会期・営業時間・チケットは執筆時点の情報です。お出かけ前に各公式サイトで最新の情報を確認してください。
よくある質問
映画の劇場は、そのまま見学できますか?
施設により異なります。出石永楽館は公演や貸館のない日に一般見学を受け入れています。先斗町と上七軒の歌舞練場は外観を見られますが、公演や特別公開以外に場内へ自由には入れません。
びわ湖大津館の映画パネル展は見られますか?
ロケ地パネル展は終了しています。建物の外観や、営業中のレストランなどは利用できます。
ホテルいとうの屋上に上がれますか?
撮影に使った屋上は一般立入禁止です。最上階レストランのテラスから、映画の屋上と同じ岩出市街の景色を眺められます。
道成寺は映画を撮影した寺ですか?
道成寺は、劇中演目「二人道成寺」の伝承に関わる寺です。安珍と清姫の物語を伝える絵とき説法を聞けます。
百花園では映画の料理を食べられますか?
喜久雄の食事場面では、ハンバーグステーキに海老フライを加えた料理が使われました。オムライスも紹介されています。提供数や営業は店の最新案内で確認してください。
喜久雄と花井東一郎は別の人物ですか?
同じ人物です。立花喜久雄が役者として名乗る名前が花井東一郎。大垣俊介は花井半弥の名で舞台に立ちます。
原作は一冊で完結しますか?
原作小説は上巻「青春篇」と下巻「花道篇」の二冊です。朝日文庫の上巻は「青春篇」です。
銀座の映画展はいま開催されていますか?
Ginza Sony Parkの映画展と写真展は、2026年1月28日に終了しています。
Blu-rayとDVDは発売されていますか?
2026年10月の執筆時点では、2026年12月2日の発売予定です。仕様や発売状況は映画公式の商品案内で確認できます。



