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ちいかわコラボ中止で​メルカリ連携/スパイダーマン北米6週首位​【週刊推し活ニュース 2026年9月11日号】

2026年9月4日〜9月10日の1週間から、推し活マーケティング・ファンビジネスの注目ニュースをお届けします。

📝 全23本の完全版は、noteの「週刊推し活ニュース 2026年9月11日号」で公開しています。本記事はそのハイライト版です。

今週のハイライト

ちいかわをめぐっては、くら寿司のコラボ中止とメルカリとの連携が発表された一方、コンビニでの新商品展開も続いています。人気を売上につなぐ企画と、ファンへ正しく商品を届ける運営の両方が問われる週となりました。

海外では『スパイダーマン』が北米週末興行で6週連続首位に。音楽ファンの越境購買、日向坂46の公演中止後の地域の対応、CUTIE STREETの返金案内、B.LEAGUEの転売対策も取り上げます。

ちいかわの人気を支える商品展開とファンへの信頼づくり

くら寿司 — ちいかわコラボ中止後、メルカリと連携

くら寿司は9月5日、従業員による不正行為が判明したとして、「ちいかわ」コラボを翌6日の営業開始から中止すると発表しました。景品の配布、プレゼント、レシート応募、コラボメニューなどが対象です。さらに7日、メルカリと連携し、不正入手の疑いがある出品の削除や捜査機関への協力を進めていると説明。警察への相談、当事者への法的措置、社内管理体制の見直しも表明しました。

出典:「ちいかわ」コラボキャンペーンの中止について

出典:コラボキャンペーン中止に伴う株式会社メルカリとの連携について

研究所メモ: 人気企画を支える在庫管理や従業員の権限設計も、ファン体験の一部です。今回の削除対象は不正入手の疑いがある出品であり、すべての出品ではありません。販売先と流通先が協力する仕組みまで考える必要があります。

バンダイ — ちいかわのワッフル第3弾をコンビニへ

バンダイは9月10日、「ちいかわ わっふれ〜む3」を9月15日から全国のファミリーマート約16,500店舗(一部店舗を除く)で発売すると発表しました。価格は税込250円。フレーム型のワッフルに、全8種のオリジナルシールが付くチルドスイーツです。シリーズ第3弾として、日常の買い物で訪れるコンビニの売場に展開。専門店やイベント会場に限らず、食品と一緒にキャラクターに触れられる企画となっています。

出典:「ちいかわ」のフレーム型ワッフル第3弾が登場! 全国のファミリーマート店舗で9/15(火)発売

研究所メモ: 日常の買い物で立ち寄る売場と250円という価格は、作品への接点を広げます。継続するシリーズでは、新商品の魅力とともに、品切れや複数購入への対応も含めて購買体験を整えたいところです。

映画と越境ECに見る海外ファンの熱量と買い物の変化

スパイダーマン — 北米週末興行で6週連続首位

9月7日のリアルサウンド映画部によると、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は9月4〜6日の北米週末興行で1,800万ドルを記録し、6週連続首位となりました。前週比の減少は20%にとどまり、北米累計は9億1,776万ドル。同記事は、大型シリーズが夏の興行を支える一方で、新作の苦戦も目立つと分析しています。ここでの数字は北米市場のもので、日本や全世界の興収とは区別が必要です。

出典:2026年ハリウッド夏興行、歴代No.1なるか 『スパイダーマン』など大ヒットの陰で新作不振

研究所メモ: 北米累計と世界興収を混同せず、公開6週目の動員持続に注目したい事例です。IPを使う企画でも、知名度だけでなく、ファンが何度も作品に触れたくなる理由を理解することが出発点になります。

BEENOS — 海外の音楽ファンは物理メディアにも関心

BEENOSは9月7日、越境EC「Buyee」の海外利用者375人に実施した日本音楽の調査を公表しました。日本音楽を知る最初のきっかけはアニメ主題歌が36.9%。購入品ではCD・DVDなどの物理メディアが82.0%で、累計購入額30万円以上は22.2%でした。ライブ遠征にも7割が意欲を示しています。調査期間は7月6〜13日で、海外のファン全体ではなく、Buyee利用者の回答です。

出典:BEENOS、「越境EC×日本音楽の意識調査」を発表

研究所メモ: 調査対象はBuyeeの海外利用者です。海外ファン全体への一般化はできませんが、配信での接触から物理商品の購入や訪日へ進む人の存在を示します。公式商品の購入方法や配送、遠征時の情報を整える判断材料になります。

アイドルを応援する人と地域を支える現場の対応を考える

日向坂46 — 公演中止後、ファンと宮崎の飲食店をつなぐ

宮崎放送の9月7日の報道によると、台風接近で日向坂46の「ひなたフェス2026」が中止となった後、宮崎市では6日・7日に地元有志によるイベントが開かれました。JR宮崎駅前には多くのファンが訪れ、フェスに出店予定だった飲食店の食事を楽しんだと伝えています。公演はなくなっても、すでに宮崎へ来ていたファンと、準備していたお店をつなぐ場が生まれた形です。

出典:「ひなたフェス2026」中止も… 日向坂46ファン「おひさま」とフェス出店予定の飲食店をつなぐイベント 地元有志が急遽開催も大盛況

研究所メモ: 公演の開催だけが地域とファンの接点ではありません。安全を確保したうえで、すでに訪れた人と出店準備をしていた店をつなぐ動きが見られました。こうした対応を一律の成功モデルにせず、主催者と地域の日頃の連絡体制から考えたいところです。

CUTIE STREET — 展示会グッズの誤請求に返金対応

CUTIE STREETは9月8日、2周年記念の「すべての道はKAWAIIにつーず!展」で、9月5日に販売した「ランダム宝石めじるしチャーム」に誤請求があったと発表しました。本来は税込500円のところ600円で販売していたため、1点につき100円の差額を順次返金するとしています。決済方法ごとに対応を案内し、9月6日以降は事前に発表した500円で販売していると説明しました。

出典:【お詫びとお知らせ】9/5(土)すべての道はKAWAIIにつーず!展「CUTIE STREET ランダム宝石めじるしチャーム」誤請求に伴う返金対応について

研究所メモ: 限定商品の販売では、価格表示と決済設定の照合が欠かせません。誤りが起きた後も、決済方法ごとの案内と返金の進捗を分かりやすく伝え、購入者に余計な手間をかけない設計が信頼の回復につながります。

スポーツ観戦と推し活の支出から考える参加のしやすさ

B.LEAGUE — 規約違反の転売と正規の譲渡を区別

B.LEAGUEは9月8日、チケット規約に反する転売行為が見られるとして、禁止事項と対応を改めて案内しました。規約違反で転売されたチケットは無効となり、入場を断ると説明。公式リセールサービスや、条件を満たした定価以下での知人間の譲渡などは例外として区別しています。違反者については、会員・ファンクラブ会員の強制退会などの対応も示し、購入後の流通にも注意を促しました。

出典:B.LEAGUEチケット転売行為の禁止

研究所メモ: 禁止事項とともに、行けなくなった場合の正規の手放し方が分かることが重要です。購入履歴や販売ページから公式リセールの案内へ進めるかまで確認することで、無効なチケットを買ってしまうリスクを減らせます。

インテージ — ゲームへの年間平均支出が約2.6倍に

インテージは9月10日、全国の15〜79歳の男女5,000人を対象に、2026年1月14〜19日に実施した推し活調査を公開しました。推しを持つ人は33.6%と前年から微減。一方、ゲームへの年間平均支出は14,116円から36,698円へ約2.6倍、アニメは11,259円から22,584円へ約2倍となりました。15〜19歳男性ではアニメが22.1%で首位となるなど、年代やジャンルによる違いも示されています。

出典:推し活二極化。推し減も支出増。ゲーム2.6倍、アニメ2.0倍

研究所メモ: この調査の実施は2026年1月で、9月の消費を直接表すものではありません。人数と平均支出を分け、すべてのファンの予算が増えたと捉えないことが大切です。参加しやすい価格と深く楽しむ体験の両方を考える材料になります。

今週の所感

人気の大きさが、そのまま満足度につながるわけではありません。商品が届く、価格が正しい、困ったときに案内が見つかる。今週の事例は、作品や選手を好きな気持ちを支える運営の重要性を示しています。

海外興行や越境ECの数字には、ファンの熱量が国境を越える様子も表れていました。対象市場や調査対象を確かめたうえで、どの接点を整えれば楽しみが続くのかを考える。ファンマーケティングを、一度の話題づくりから継続する関係へと広げる視点を持ちたいところです。


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